とある駅で降りた彼。
なにくわぬ顔で後を付けるわたし。
でも、改札の雑踏で見失ってしまった。
仕方ないので帰ろうと思ったが、ちょいとこじゃれた焼き鳥屋さん発見。
普段降りない駅だし、せっかくだから一杯ひっかけて行こうと決断した。
店員は、気さくな若い兄ちゃんが三人位。
人見知りながらも、カウンターに座って兄ちゃん相手に会話をした。
感じがいいから、今度さかもつ誘って来よう~と思いながら二杯目のビールを飲み干した頃、
なんと、さっきのストーカーの彼がやってきた!
…あ、間違えた。ストーカーはわたしだった(笑)
連れの男子も、シュッとしてなかなかのナイス害なんだけど、やっぱりあの彼が好み~。
予想外の展開にドキドキしてたら、わたしと話してた店員の兄ちゃんが知り合いらしく「おいっすー」と彼らに声をかける。
わたしの隣にいっこ空けて連れの男子が座り、その向こうに彼。
ドキドキですよ~!
酒も進むよ~!
で、わたしと店員の兄ちゃんの会話を、兄ちゃんが彼らにふったの。
そっから会話に加わり、盛り上がり、いろいろ聞いちゃった。
二人は学生時代からの友達で、今はご近所さんで、よくここで飲んでるんだって。
わたしも学生からの友達と今一緒に住んでて!って盛り上がり、今度四人で飲もう!ってことになり、二人の連絡先ゲットしたのだ~~~~~~。
したのだ~~~~~~。
のだ~~~~~~~~~。
のだ~~~~~~~。
………。
はっ!
夢か!?
しまった。つい、妄想の世界に行ってしまっていた。
あれ?
えっと、現実はどうだったっけ?
んーと、
各駅停車と接続する駅でわたしは降り、
彼はそのまま急行に乗って行ってしまったんだった。
それっきり。
それっきり。
一瞬のオアシスだったわ。