有事である。
ばあ様が倒れ、入院。
昨日帰省し、兄弟三人で病院へ行った。
かわいそうでならない。
口が達者なばあ様なのに、ただじっと見つめているだけ。
話したいだろう。
言いたいことたくさんあるだろう。
本当に、もう…悔しかろう。
意識がないと聞いていたが、
目は開いているし、手も出してきた。
…涙も。
あの気丈なばあ様が涙を流していた。
あぁ、悔しいんだね。
悔しいよね。
なんでこんなところにいるか、
なんで体が動かないのか、
きっと何にもわからないんだろう。
悔しいね。
どうか神様。
治してやってください。
右半身不随は仕方なくても、口をきけるようにしてやってください。
今日も、午前に一度病院に行ってきた。
「バアちゃん、また来るでね」
と言うと、ジッと顔を見ていた。
母親に、「何かあったら連絡するから」と言われた。
連絡が来ないことを祈る。
ばあ様が退院したら、そりゃあ、母親に、負担がかかるだろう。
その時は協力するつもりだ。
だから、無事に退院してくれ。
わたしの今の望みは祖母のことだけ。