落ち着いてきたので一筆 | ミニの黒いスリップワンピ

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ロマンチック 略してロック

きみが来たときの話の続きをしよう。
バレない程度に。


原付の止まる音。そして、ピンポン。

「うぃーす」
「うぃーす」
私たちのあいさつっていつもこうね。

「邪魔するぜ」

ギタァ受け取ったらすぐ帰るかと思ったら…あがるんかい!
「一服させて」って。

まぁ、よい。

で、階上の同居人に声をかける。
「○○くんいらっしたわよ」

さかもつ&ワンコ登場。
ワンコははじめまして、だ。

「汚い部屋だな。女の子の家とは思えんな!いや、もう『子』っていえやんな」と憎まれ口をたたく。

ワンコのこと、「また思いきった買い物したな!」と。
「ますます婚期遅れるな」とも言われた。
きみに言われたかない。

しかしきみは動物好きだね。ワンコもすぐなついた。
「俺の女になるか」ってワンコに言う。
うちのワンコは美人だからね。しかしそうそう嫁にはやらんよ。

俺も飼おうかな…って呟く。

ツアーの時は預かるよ!って、言いそうになって口をつぐんだ。
都合のいい女にはなるもんか。

名前が売れてきたからって、態度変えないゎ。甘やかさない!(ただし、そもそもファンだったから、もうとっくに手遅れなほど甘やかしてしまったが…)





さかもつ(同居人)は、不思議に思ったろうか。
アレ以来、気まずくて会話にもあがらなかったきみが、急に来るなんて。

こないだ、きみたちのライブに一人で行ってきて「久しぶりにみんなと話したよ」って言ったから、そこで和解したと思ってるだろうか。

ケンカしてたのかどうなのか、わからないくらい時間は経った。なぜこうして家でまた会話をしているのだ。
和解した?
きみがわたしを許した?
わたしがきみをふっ切った?(いや、ふっ切れてない)

何事もなかったかのように、もとに戻れそうな感じがした、が、そんな勝手なこと認めないゎプンスカピーって態度になりかねないのがわたし。頑固なわたし。
本当は嬉しいくせに。



ギタァ早く返してね、と念をおす。
レコディングに使用するらしい。
レコディングはまだまだ続くけど、わたしのギタァは一週間くらいで返してくれるそう。






こんなにも不意にきみが連絡くれるなんて、本当に世の中何が起こるかわからないな。
正直、もう一生ないと思った。
共通の友人と、ミクシでだけ、繋がっているけど、そのうち縁も切れると思ってた。

嬉しいのだけど、また一喜一憂して苦しむのねと思うと、若干うんざり。
うんざりだけれどやめられない。抜け出せないのが恋地獄。


こうして三回戦がはじまった。
状況は刻々と変わる。
変わるが、続く。

こんな長期戦になるとは、夢にも思わなんだけど、
きみと関わりのない人生はあり得ないという、強い思い込みで生きてきたからな…。