大劇場はエリザが始まりました。
私が花組を見たのは8月上旬・・。
ということで、もういまさらなんですが、
みりおさんのトップ後期は本当に作品に恵まれているな、と思いました。
組子ももちろんいい。
でも、やはり舞台は脚本しだいでしょう？
天草四郎は、過酷な史実に、豊かに膨らませたフィクションがぴったりマッチして、心を打つ作品でした。
そして、出演者それぞれが、自分の役を生き抜いたことが、作品世界をより魅力的にしていたと思います。
舞台の演者の誰を見ても、観客の心が動く作品なんて、そうは出会えませんから。
見ることができてよかったです。
敵役がいると一致団結できるのは世の習い。
みりおさんの熱演も、ちなつさんの松倉が負けずにがんばっていたから、感動を呼んだ。
そこにマイテイの第3の視点が効いているのが、今回の作品のクオリティをより一層高めた要因ではないかと。（←何様）
原田先生の次の作品にも断然期待しちゃう。
己の信念を貫く悲劇のヒーローが得意なイメージですけど、次も楽しみです。
ビューティフルガーデン
余裕のある大人の花組のショーでしたね。
私は、ファンタジアを超えて、みりおさんトップ期の今のところベストワンです！
中身が濃い、ですし、
選曲がなにより好み、ですし（多分初めてCDを購入します。それくらい耳だけでも楽しめる）
衣装が最高に素敵、ですし（BDはもちろん）
振り付けや組み合わせがバラエティ豊かで飽きることがない、ですし、
まじめに一生懸命なだけでなく、技術面でのレベルは落とさず、ちょっと遊び心が感じられるところが、何より好きでした。
ファンタジアから本当に成長されています。
役者が多くて、
娘役のみなさんにもう少し見せ場があれば、と思うくらいです。
あと、ローマ風呂？は、まあ、いいか・・。
この充実ぶりは何なんでしょうか。
野口先生の制作意図の上を行く公演だったのではないでしょうか？
年末は4分割？ですが、
さらにパワーアップしそうな予感しかありません。