2月8日お昼の部を見てまいりました。
 
寒さに弱いちぎさんは大丈夫でしょうか。
ここのところ名古屋はすごく寒い・・。
風の冷たさが尋常じゃないです。
 
でも、中日劇場は燃えてました。
宝塚でも見た、涙涙の公演。
プログラムで、上田先生が再演ならではの難しさについて触れていましたので、どのような感じになるのだろうと興味を持っていました。
 
見てみて、主役の3人が強くなっていたような気がしました。
なんというか、人物が骨太?になっていたというか。
それをリアリティというのでしょうか?
舞台上の人が、人間としての重みをもっている感じですかね。
涙を流していても、涙に溺れないで、自分の運命を生き抜く姿を見せてくれました。
 
台本の修正は些細な事と上田先生は仰っているが、すべての台詞に意味があって、客席の集中が半端なかったです(団体さんが多かったにもかかわらず)。
ライブ中継があるなんて、本当によかった。
多くの方に見ていただきたい、と思う。
 
ちぎさん(早霧せいなさん)は子役に始まり、江戸に行ってからの殿様人生、とずーっと変化し続けている役。でも、人物として変化していることがよくわかる一方、その内面に一貫性があることも伝わる。ホンがすばらしいこともあるとは思うが、ちぎさんの演技力があって始めて「天野晴興」が私たちに見えるのです。
 
ゆうみちゃんは、星逢では、もう娘役の範疇を超えましたね。
後半の源太の妻となり、母となってからの姿は質素で粗末ななりでしたが、その存在感たるや神々しいほどでした。
 
だいもんも、よかった。
 
ついでにいうなら、咲ちゃんもよかった。
 
Greatest HITS!。
あんなによく動くデュエットダンスを見るのは珍しい。
ずーっと動いていた。すごい。
歌よりも意外とダンスに目を奪われたショーでした。
 
 
 
ちぎみゆについて(おまけ)
もうだいぶ前になりますが、歌劇の1月号についての感想をどうしても言いたくて。
スターの皆さまのお着物による新春ポートがたくさん載っていました。
そのなかで、着物の私的ベストドレッサーは、
娘役・・ゆうみちゃん
男役・・ちぎさん
でした!
ゆうみちゃんは、あさぎ色?若竹色?ライムグリーン?のような地色に鮮やかな梅と竹の柄の着物。頭はきちんと結ってあり、帯の端が少しみえるポーズです。私的に、この着物、このヘアースタイル、このポーズでこの笑顔は理想的!
一方のちぎさんは、濃い藍色に白いサギソウの模様。上品で端正なお着物です。そこになんかやけに朗らかな笑顔のちぎさんがのっている。この着物は美しいちぎさんでなければ地味すぎてしまうけど、ちぎさんだから逆に着物が引き立つという、絶妙の着こなしだと思いました。
 
さらに、ついでに次点は、
なんと(というのも大変失礼ですね、ごめんなさい)
月組のたまきさん。
意外性があって、でも似合っていて、若きトップとしてのイメージにばっちりあったお着物で、好感度大!でした。
 
 
 
まだまだ寒くなりますので、どちらさまもご自愛ください。