今年1年お世話になりました。

宝塚にはじまり、宝塚に終わり、宝塚に支えられた1年でした。

本当に、この世に宝塚があってよかった、と日々思っております。

時間はあるのですが、お金があったらもっといいのに、とこの年になってしみじみ。

いや、あればあったで、むしろ危険か・・。

 

さて、anan。

30年ぶりに買うか~。宝塚特集でもないと、買わないもんな~。

と思っていたら、ちょうど1年前に「102年目の宝塚スペシャル」の記事の号を買っていたという・・。

さらに、その3か月前の「品格」特集も買っていた。

いずれも、表紙が嵐のメンバーだった。タカラジェンヌと嵐を一緒に載せると確実に売り上げアップになるのでしょうね。

 

前置きが長くなりましたが、2016年年末号は、みりお(明日海りお)さんと、珠城りょうさんと、紅ゆずるさんの3トップ登場。3人とも女性なのに女性らしさをアピールしていない、それなのに不思議な色気に満ち満ちている。それぞれ2パターンあり、造形美を心ゆくまで堪能できます。(インタビューを読むとひたすらまじめなことがわかるのですが。)

みりおさんは美しさの中にある男気と凄みを見せる一方、一切の装飾を排除して本人の内面美を前面に出しています。

珠城さんは若さの中にあるエネルギーと、カジュアルな親しみやすさ。

紅さんは静のクールな感じかと思いきや、今にも紅さんから話しかけてきそうな温かさもある二面性を見せています。

トップになるべき人がなるのか、トップが人をつくるのか・・。

来年も期待できそうです。

 

ちなみに、同じ人物なのに、歌劇やグラフの写真と、ananの写真とでは、ずいぶんと印象が違いますねえ。

ヘアメイクをまかせているから?スタイリストさんがついているから?

カメラマンが違うから?画像処理技術・・?

わかりませんが、ananの写真とてもとても素敵でした。

 

トップさんの次に、95期の活躍めざましい期待の若手スター。

スタイリストや衣装提供のクレジットがついていなかったので、セルフプロデュースだったのでしょうか。白シャツと黒パンツ。爽やかな、いい香りがしそうなショットでした。

 

今号のananで宝塚特集以外で私が読んだ記事は、矢野顕子のインタビューと林真理子の連載のみ。わが身を振り返って、時のたつのは本当に早いものです・・。

 

さて、宙組の娘役トップがみりおん退団後は不在となる件。

私は3年ほどまえに宝塚に戻ってきましたので、相手役不在のトップの記憶はありません。

まあ、なんといいましょうか、劇団とまあさま(朝夏まなとさん)の合意がなければこの選択はなかったのでしょうから、この選択のメリットの面だけを考えてみたいと思います。

 

宙組娘役のみなみなさま。

よりよい役を手にするチャンスが増えますよね。これは、ラッキーなニュースなのではないでしょうか。相手役が決まっていたら機会すら与えられないのに、チャレンジすることができるわけですから。単純に考えたら、モチベーションがあがるのではないかと思うのですが、どうでしょう?

 

演出家の先生

自分の作品世界にあった役者、スターを選ぶことができる。これは、先生にとってありがたいことでは?もちろんリスクもあるでしょうが、新たなダイヤモンドの発見になれば、その効果ははかりしれません。

 

劇団

次は誰になるのかを、常にみんなが噂する。注目される。さまざまな意見が飛び交う。・・特別な宣伝経費をかけずに話題になりますから、よろしいのでは。

 

まあさま

トップになりたての頃ならば、相手役がきっと必要だったはず。

でも、トップになってもうすぐ2年。いろいろな視点で考えておられる気がします。

組子にとってのメリット。組にとってのメリット。ファンにとってのメリット。

まあさまは、オープンな性格で、人と信頼関係を築くのに長けている方。そして、作品の完成度を第一に考えて役作りができるクレバーな方でもある。

まあさまが宝塚を卒業して外のエンターテイメントの世界に移ることになったら、カンパニー制度で毎回異なるメンバーと作品作りをされるでしょう。その準備としても有効な経験になるような気がします。

 

私は、実際どのようなことになるのか、少し楽しみにしています。

 

では、では。

よいお年をお迎えください。