私「らららクラッシック」が大好きでよく見ています。
有名な曲の背景を知ることができますし、作曲家の目線からの解説が新鮮で「なるほど~」という、楽しくためになる番組ですね。

5月28日はブラームスの弦楽六重奏曲の紹介でした。
ブラームス・・まぁ様(朝夏まなとさん)が出演できればいいのに・・と思っていましたら、元宙組トップ娘役の野々すみ花さんがゲストでした!

さすがに、宙組や今の現役のジェンヌさんについてのお話はありませんでしたが、思わぬコンビのお話がでました。

私は、宝塚のスターさんがわかるようになったのは、この2年ぐらいのことなので、残念ながらすみ花さんの宝塚現役時代を知りません。抜群の演技力から宝塚の北島マヤと言われていたとか。すごい方ですね。

番組で、ブラームスがベートーベンなど過去の先輩のプレッシャーを超えて自分の個性を見つけたという紹介があり、司会者が宝塚でのプレッシャーについて、すみ花さんに質問しました。

ここからはニュアンスです。

す「宝塚の理想の娘役はこうあるべきと思っていた。3歩下がって寄り添うという。自分の性格は正反対で、納得しなければ受け入れられないので、その点で苦労した」
司「どうしたのか?」

す「その時の相手役さんが、本当の自分の姿でぶつかってきなさいよ、と」
司「かっこいいですねー、さすが」

す「私たちは宝塚らしいコンビになるためにやっているのではなく、本気で魂がぶつかっている芝居をお客様に見ていただく、それが仕事でしょ、と」
司「ちょとかっこよすぎるねー。本当の二枚目役じゃないですか」
す「その言葉を聞いた時に、楽になった。自分のままでいいんだと思って」

その時の相手役とは大空祐飛さんですね。番組ではお名前をだされませんでしたが。
コンビっていいもんですね~。
こういう信頼って舞台に表れていたんでしょうね。

そうそう、番組とは関係ありませんが、クララ・シューマンについて。
クララが演奏活動を続けられたのは、クララの父(音楽家)が当時の社会常識にとらわれず、一生プロとして活躍できるような教育を娘に与えたから、と聞きました。

宝塚では娘役、一般社会では女性、がそれぞれのもてる力を発揮すればもっと豊かになる、ということでしょうか。