本日の配信が初アナスタシアでした。
お茶の間でこんなにすばらしい公演が見られるなんて、本当にありがたいことです。
宙組はフライング・サパの映画館以来でした。
アナスタシア、よかったです~。
ロシアと宙組の相性って本当にぴったりですねえ。
そして、そして、まどかちゃん。
よかった。
まどかちゃんのファンが増えていると聞いてましたが、納得のアナスタシアです。
これ、代表作になりましたよね。
まず、姿がアナスタシアそのもの。
で、貧しい掃除婦ではあるけど、可憐でどこかに気高さがある。
ここの加減が絶妙でした。
か弱いようにみえて、意外と骨がある女性・・外柔内剛というか、この意外性がまどかちゃんの役の魅力です。
実質主役。
でずっぱりだけど、嫌みがない。
豪華なドレスを着たら、ザ・娘役という感じで、思いっきりみえをきってみせる。
アナスタシアの曲はどれもメロディがやや複雑だけど、まどかちゃんの歌は安心して聞いていられた。
真風さんやずんちゃんとのトリオの歌はコメディタッチでおもしろく。
やや低めの声でyes!といういうところとか、カンもよろしい。
つくづく、劇団はトップコンビに合う演目をあてるものだと感心しました。(←)
真風さんもオリジナルはもしかしたらもっと薄味な人物だったのかもしれないけど、宙組版はかっこよくて誠実な男性でした。
アナスタシアの公演ではコーラスもよかった。
キャストはみんなそれぞれの人物造形がはっきりしていて、どの人にも魅力的なところがあった。
私には、アナスタシアの世界と、宙組の持ち味が重なってみえました。
清く、正しく、美しくの言葉を体現できているなあ、と。
それに、知性を感じるんです。
これって、組長のすっしーさんの持ち味とよく似ているような…。
すっしーさんのマリア皇太后もとてもとてもよかったです。
私がみてきた宙組の舞台は、どちらかというと、体温低めというか、ドライなイメージだったのですが、
アナスタシアではそうは感じなかった。
コロナのなかの公演であり、トップ娘役が交代する人事が発表され、大変だったと思います。
でも、演者のみなさんの熱意がお茶の間の観客に伝わりました。
潤花ちゃんはひとりで来て、
まどかちゃんはあおいさんと行く。
私はここに組の文化が現れているような気がしてなりませんが、人事のことはよくわからない。
休憩時間に、思わずまどかちゃんのシシィも想像してしまった。
果たして…。