テーマ(お題)をいただいて、30分間お話しすることになった。ただし、主催者の人だけが知人で、他の参加者の約十名は初対面の人たちだ。その多くが話すテーマに興味を持っている人たちであることは確かだ。

 

 話し手としては、参加者の年齢層だけは訊いておいた。過去の出来事や慣習でも共通の歴史体験として話の材料にできるかどうかは、年齢層によって大きく異なるからだ。

 

 

 話し手としては、まずは、自己紹介から入るのが礼儀だし、本道だろう。いわゆる著名人ではないので、どういう世渡りをし、経歴を歩んできた輩が話をするのかが分かれば、聴く側の期待と構えも定まるだろうし、同じ話でも、話の中身の捉え方がずれることが少しでも避けられると思うからだ。

 

主催者の他己紹介が的確だと自己紹介より優れたり、省けたり補足で済む場合もあるが、これはその場で判断するしかない。

 

 テーマ(お題)は、二十年以上にわたって、仕事してきたことなので、いわゆる「引き出し」は沢山ある。メディアの取材を受けて、雑誌の連載や新聞記事に載ったり、TVに映ったこともある。フォーラムの報告者やシンポジウムのパネラーをしたこともある。ゲストティーチャーとして生徒に話したこともあるし、教師の研修会に講師で呼ばれたこともある。中小企業診断士さんや販売士さんから講師に呼ばれたこともある。

 

 それぞれの場で中心テーマとなった内容は異なるが、それぞれの引き出しにまだ有るはずだ。それらは、相互に関連してもいるので、臨機応変に引き出せると思う。

 

 だからあえて、今回はレジメは用意せずに、自己紹介も入れて参加者の反応を見ながら30分間で話すポイントは2つに絞っておこうと思う。あとは、お土産としてテーマに関わる「読み資料」を用意し配布して、別話題(課題)として投げかけておいて、その後に開かれる会食懇親会で☆ワイワイ話☆として愉しみたい。このワイワイ話こそが実は新発見の宝庫なのだ。

 

 和気あいあいの会食懇親会がセットされていたからこそ、今回の話し手を引き受けたのだ。そういうワイワイ場こそ、自身にとっても、螺旋状にテーマが深まる希少な学び場となるのは、経験的に確かだからだ。