3月25日、東京上野にある東京藝術大学大学美術館でおこなわれた「大吉原展」の内覧会に参加してきました。
この大吉原展は、3月26日から5月19日まで同美術館で開催されています。
以下、同展覧会のパンフレットからの一部抜粋(抜粋個所(太字)は私の私見・文責による)により、展覧会の概要を書きます。
江戸の吉原は、約250年続いた幕府公認の遊郭でした。
江戸時代における吉原は、文芸やファッションなど流行発信の最先端でもありました。
季節ごとに町をあげて催事を行い、贅沢に非日常が演出され仕掛けられた虚構の世界。
そこでは、書や和歌俳諧、着物や諸道具の工芸、書籍の出版、舞踊、生け花、茶の湯などが盛んでした。
そうした吉原の様子は多くの浮世絵師たちによって描かれました。
江戸時代の吉原の美術と文化を再考する機会として開催しています。
菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重、酒井抱一らの絵画や錦絵が展示されています。
本展に、吉原の制度を容認・美化する意図はありません、とのことです。
とても素晴らしい浮世絵などが展示されていて、浮世絵ファンに限らず、美術の好きな人などにお勧めです。
私も浮世絵は数枚持っていますが、この展示作品は圧倒的に素晴らしい。
私は、もう一度この展覧会をゆっくり鑑賞するつもりです。
写真は、左から展示作品リスト、図録、パンフレットです。
写真は、当時の吉原の模型(写真撮影可)。
人形は、辻村寿三郎。
写真は、吉原の正門の模型(写真撮影可)。
撮影:24.3.25 大吉原展、東京藝術大学大学美術館