前回の続き。

「どちらかが彼女を殺した」は、
一人の女性が痴情のもつれからSATSUGAIされ、
警官である兄が、妹の親友と元彼のどちらかが
犯人であることを確信し、警察の力に頼らず己の手で
落とし前をつけようと奮闘するお話です。

これまた三角関係とかで、ドロドロしてます。
こういうの多いらしいっす、東野さん。


この本の最も大きな特徴として、
犯人を明かさない
というものがあります。
推理小説なのに。

面白いです。
良く読めば犯人分かるようになってるんですよ。
でも。
でもね。

犯人が絶叫した。
犯人でないほうも悲鳴を上げた。

という露骨な犯人隠し。
今まで純一・園子と名前で書かれていたのに、
「犯人」と「犯人でないほう」になった二人。
これがイヤでした。
最後の最後だけ、一回だけ。
それがなおさらイヤでした。

ハッキリさせないならさせないで、もう少しいい方法なかったの~?
彼といっても彼女といってもダメだし、
地の文が一人称視点じゃなからムズカシかったのかなぁ。


前回の宿命もそうだけど、
結構古い作品で、最初になにか違和感を感じたんですが、
車内電話なんかが登場してハッキリしました。
ケータイがないんだと。
警察が堂々と車運転しながら電話してるんだものw