1、2、3、5、7、11、13、17……
素数は私を冷静にしてくれる。
それじゃあプッチ神父じゃねぇかっ!
ジョジョ6部の人は置いといてと。
映画にもなっている
「博士の愛した数式」
著者:小川洋子
出版:新潮社
第一回本屋大賞受賞作品
を読みました。
「ぼくの記憶は80分しかもたない」
そんな病を持った博士、
彼の世話をする家政婦とその家政婦の息子、
そんな不思議な面子が繰り広げる不思議な話です。
誰一人として名前が出てきません。
博士が家政婦の息子にルート(√)というあだ名を与えたこと意外に、
誰にも名前がないのです。
母親さえ地の文でルートと呼ぶほどの徹底ぶり。
文章の書き方についての技術なんて、サッパリ知りませんが、
こういうことで味のある作品が出来るんだなぁ、と思いました。
素数・友愛数・完全数…博士が愛してやまない数字達には、
いろんな種類がありますね。
今更ながらに数学の知識が欲しいと思いました。
でも勉強はしたくないんです。
病気や人の死は悲しいもんですから、
それでお涙頂戴ってのは卑怯だと思っています。
しかしながら、そんな単純な話でなく泣かされるのは、
淡々と、時に起伏のある、博士達の日常に引き込まれた所為でしょう。
読み終えるのが勿体無いとも思わされました。
ええ…月並みな言葉で申し訳ありませんが、
切なくも心温まるストーリーでした。
是非映画も観たいところです。
ガンガン笑ってボロボロ泣いて、そんな浅田節とは違う、
ジーンと目頭が熱くなる本です。
ご一読下さい。
