第46回江戸川乱歩賞受賞作品


著者:首藤 瓜於

出版:講談社

『脳男』

AMAZONでみたところ、

51回受賞作品の天使のナイフと一緒に購入するのがオススメらしいです。

天使のナイフのことも前に書いたんですよね。

それについては→こちらの記事 ←をどうぞ。


以下の部分は本の裏からの引用。



連続爆弾犯のアジトで見つかった、

心を持たない男・鈴木一郎。

逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、

この男は共犯者なのか。

男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は

、彼の本性を探ろうとするが…。

そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。

全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。


心を持たない、とは

感情の欠落を意味しています。


感情のがないということは、

空腹を満たしたいという気持ちすら持たないということであり、

即ち本能すら持たないことを意味しています。



サスペンスものですが、ヒューマニズムにも迫っているという印象を受けました。

あ、小難しい事を無理して言うなって?それもそっすねw



乱歩賞を受けてはいますが、推理的要素は薄いです。
心を持たない人間の常識を超えた行動が、

爆弾事件というフィクションではよくある話に、

これでもかというほどスパイスを効かせていますね。

次の一手が予測できないこの面白さ。

読め読めなのを無理に隠そうとする話(まぁゲームやマンガなんかですが)に辟易してきた頃に読むと

別次元のデキに思えますねw


直接小説の内容とは関係ありません↓
何かを失っている人間の話は興味深いものがあります。
痛覚がない少年というのをテレビで観たことがありますが、

痛みがないって便利そうw
なんて安易な想像が通じる生活じゃないんですね。

痛みを何も感じないと言うのは触覚がないのとほとんど同じで、

自分の足が地に接して立っている

という感覚さえ感じられないのだとか。
怖ひっすよね。


子供は痛みから危険を覚えて成長しますが、

ストーブが熱い
というのもわからず、火の点いているストーブにもたれかかって大火傷をしたというとんでもない事件もあったそうです。

((((´Д`;))))




ランキングバナー 感情豊かでいられますよーにw