中村由利子 ピアノファンタジーコンサート2021に 今日は出掛けました。
トッパンホールは 響きが美しくて とても良いホールですねぇ。
一番最初の曲から
洗練の極みの中村由利子ワールドに 心臓を ぐいっと鷲掴みされて
涙がこみ上げてきた素晴らしいコンサートでした。
ゲストのチェリスト植木昭雄さんとの息もぴったり合って
唯一無二の世界が構築されていました。
植木さんはクラシックの世界の人だそうですが、
日本人の演奏家には珍しく 何でもござれの軽妙洒脱さがあって
超テクニシャンのチェリストです。
中村さんの音楽は 非常にリリカルでいてダイナミックでもあり
必要最小限の音で オーケストラを感じさせる 『 世界の中村由利子 』の音楽であります。
一つの事を長く続けるというのは 物凄い事だと思うのですが
それを生業として生きるというのは 並大抵の事でないと思います。
一音一入魂的な 深くて広い世界に どっぷりと浸りました。
無から有を産むという事は ただ事ではないと思うのですが
彼女の作曲した曲は 全て 普通じゃないのです。
内面的にも素晴らしいお人柄がしのばれる音楽世界で
聴くと 魂が浄化されます。
テクニック的にも 超ベテランの域に在るので 本当に心から安心して聴ける音楽です。
一部は 真っ赤なドレス、二部では真っ白なドレスを着ていらっしゃいましたが
どちらも格調高く・気高い由利子さんに 物凄く似合っていてとっても素敵でした。^^
来年発売予定の私のアルバムに 由利子さんには 作曲と演奏で参加して頂いています。
彼女が書いて下さった曲は 本当に素晴らしいので
一日も早く 皆様にお聴き頂きたいです。