こんにちは。

13人目の里子ちゃん委託中なのですが、この子どもさんは我が家にとって過去一ハードなケースでまだ一緒に生活を始めて2週間も経っていないのですがぼやきが止まりません。

お世話の合間の息抜きにブログを書かせてください。

 

前回のブログで12人目の里子ちゃんはレゴブロック大好きとタイトルに書いたのにその話題に触れないまま終わってしまいすみませんでした。

一日目は主にミニカーで遊んでいたのですがきれいに色や形ごとに並べ、それを寝そべって眺めたりというのを楽しんでいました。

翌日もミニカー遊びをしていたのですが、しまっていたレゴブロックの事を思い出し出すと目の色が変わり、お話ししながら街や動物園など次々と組み立て始めたのです。

普段から遊び慣れているのだろうなと感心してしまうほどの手つき。

しかもレゴで遊びだすまで必要最低限の受け答えはしっかりしてくれてはいたのですが、会話が止まることが多々あり、もう少し話して欲しいなと思って質問しても黙ってしまったり。

ところがレゴブロックをしている時はこちらの質問にもよく答えてくれ、自分が作っている物の説明をにこやかに話してくれるのです。

しかもすごい集中力で遊びが続きました。

その後外遊びにも出かけましたが、体を動かすよりもお家に帰ってレゴしようという感じで早々に帰宅。また会話しながら里子ちゃんとの和やかな時間を楽しみました。

あっという間に夕方になり明日にはお別れ、夕飯はゆっくり話をしながらと思っていたのですが、食事前に強く鼻を擦ったせいで鼻血が出てしまい気が動転したのと同時に里子ちゃんの張りつめていた緊張感や両親と離れた寂しさ、心細さが一気に爆発したようで堰を切ったように泣き出したのです。

しかも鼻血の量自体は大したことはなかったのですが、止まらないと何度もこちらを見ながら訴え、座っていられないくらい力が抜けてしまったのです。

抱きかかえて実子達も一緒になって声を掛け続けたのですが…結局落ち着くまで1時間以上が過ぎていました。

当然食事もすっかり冷めてしまいようやく食べ始めた夕食でしたが里子ちゃんは心ここにあらずと言った様子で、見ている私達も何ともかわいそうだったですし、切ない気持ちでいっぱいでした。

帰宅した夫とお風呂に入って楽しげな声が聞こえたので気分転換になったかなと思ったのですが、寝るころにはまた暗い表情になりその夜は皆どんよりした気持ちのまま就寝。

翌日はまたレゴ遊びを始めると元気な様子を見せ、お迎えに来た児童相談所の職員さん方の前でも腕前を披露。皆さんとの会話も弾み、組み立ての工夫を聞いて更に目がキラキラになっていました。

レゴブロック好きで救われたなと思ったのも束の間、最後のお別れは無表情のままのバイバイしていました。

どんな気持ちでバイバイしてくれたのでしょうか。

その姿を見て泣き出してしまった里子ちゃんにあれ以上何をすべきだったのか、もっとやれることがあったのではと色々考えましたが答えは出ませんでした。

私にできることは…里子ちゃん家族がまた一緒に暮らせるようになることを祈るばかりです。