養育里親に登録して現在5年目なのですが、登録してからの半年間は委託が全くなく、ようやく初めての委託(数日間)があって、その後また数か月音沙汰なしという状況に、えっ、里親って必要とされてるっ聞いていたのに実際はそんなに必要じゃないの???と思う日々が続きました。

でも、コロナ渦が始まる少し前くらいから我が家への委託が続き約3年半、合計8人の子どもさんをお預かりすることになり、里親って本当に必要なんだと単純な私は思ったのでした。

しかし、8人目の里子ちゃんとお別れして数か月また委託が全くない状況に…

 

どうして委託が続いたのか里親支援の方や研修先でお会いした乳児院の先生の話から考えたのは、コロナで乳児さんの受け入れ先がなかったからではないかということです。

そもそも乳児さんを一時保護しなければならない時の受け皿は乳児院さん(よくニュースで聞く一時保護所は乳児さんの受け入れ態勢が整っていないためだそうです。)なんだそうですが、コロナ=感染症が流行りだすと既に乳児院さんに入所している子どもさん達を守るために新規の乳児さんの受け入れをしない場合があるそうなのです。

コロナ渦が始まる前、季節性インフルエンザなどが流行した時も同じように里親委託が増えたそうなので、特にこの3年近くのコロナの流行期間は里親が頼みの綱であったと考えられ、それで乳児さんを専門的に受け入れ希望をしていたわが家への委託ラッシュになったのだと考えられます。

またコロナ渦が落ち着いた現在、わが家への委託がないというのも当然な流れかと。

 

それにしても正直乳児さんを専門に受け入れる里親でいるためには、勤めに出ると不利なことが。児童相談所として乳児さんを委託する場合、里親に求める条件は0歳児さんのうちは保育所を利用せず家庭で養育できる家庭だからです。

そのためよく里親支援の方に言われるのは、「乳児さんを専門に委託希望する方には働きに行かないでくださいとはいえないし、でも働きにでると委託されるチャンスが減ってしまう。だから里親支援の立場としてはどう言っていいか難しいのです。」とのこと。

困難な状況にある乳児さんがいないということは良いことですが、いつ委託されるのかただ待つというのはこちらとしてはきついなと感じています。

このことから、本心としては乳児さん専門でいたいのですが、困っているのは乳児さんだけではありません。働きながらお預かりできる幼児さんや小学校低学年の子どもさんを受け入れようと現在パート探し中です。

 

この委託がない微妙な立場、現状を考えた時、里親は職業でもなくボランティアでもなく、でも社会を支える一つの資源としてもう少し立場が確保されてもいいのではと思っています。

例えば里親本人が希望すれば市町村で運営している保育所や保育事業所、小中学校の臨時職員など子どもさんに関わる仕事を委託がない期間にするとか。

(因みに保育所の補助職員として働けないか自力で探したのですが、採用なしでした。子育て経験はあってもやはり資格がないというのがダメな要因のようです。)

研修や実習など実子達に留守番を何度もなんだそうですがさせたり、嫌がる夫を必死で説得してやっと世のため少しでもお役に立ちたいと里親登録したのですがモチベーションもダダ下がりです。

それに何といっても、委託がない期間の何が辛いかといったら喪失感です。

ありがたいことに家族も養育里親生活のやりがいを感じ、また私とのべたべた期間を満喫したの実子達は里子ちゃんのいない生活は考えられないと言って委託のない現状をとてもさみしがっています。

それに今の私の状況を見て実子達が「委託がないならお母さん働いたら。暇でしょ?」とも。ちくちく刺さります。

さあ、委託もない、パートもなかなか決まらない。この先どうなることやら…

 

読んでいただきありがとうございます。

今の私にはブログを書き読んでいただく事が唯一心の支えとなっています。

委託がない期間をどう乗り切るか、おすすめがありましたら是非教えてください。

 

次回は里親生活中のお金事情について書きたいと思います。