鬼は~外~節分

福は~内~福の神

日本のみなさま、豆まきしました?


じゅんじゅんの週末はといえば、昨日は日記の通り高校3年生とランチ&カラオケ行ったのだけど、食事前にAPU(アジア太平洋立命館大)を受験予定のWさんから研究したい内容など日本語書類の添削を求められました。残念ながら北京第二外国語学院に合格できなかった彼女、本腰入れてAPUチャレンジのようです。

いっしょにAPU受験予定だったUさんは、北京外国語大学に合格しました。でもAPUも受験したがってます。

Uさん「中国の大学と違って、ただ学力だけでなく私の総合的な可能性を見てくれるような気がします。現実的には北外に行くことになると思いますが、合格できるレベルなのか、奨学金をもらえるレベルなのか、自分の実力を試してみたいんです」

推薦入学で合格したので、蹴ることは難しい。でも、実力を試すため受験だけでもしたいらしい。

Uさん「APUの中国事務所が上海にあるので、面接試験は上海で行われると思います。上海に行ったことないから行ってみたいという気持ちもあります」

と笑顔。なぁるほど。

いずれにしても、現在は願書提出して面接試験の連絡待ち。連絡もらえたら改めてご両親を説得するみたい。

こんな感じでほぼネィティブレベルで会話できるUさん。同僚2人と比べてもコミュニケーションはスムーズ。日本から来た私の友人が教室で交流した際も、JOCVの友人が授業見学した際も、一人ずば抜けたレベルの彼女に「帰国子女?」「朝鮮族?(朝鮮語話者という点で一般的に漢語話者以上に発音など上達しやすい)」と驚き、他の学生と同じように中学校から開始したことを知ると感心してました。先輩JOCVが派遣されていた中学校に通ってた点で恵まれてますが、同じ学校卒業の同級生たちと比べてもやはりずば抜けてるので、本人の努力の賜物だと思います。

だけども、自分に厳しい彼女は満足せず「その国に生活してみないと身につかない言語習慣もあると思います」と。今回は中国の大学に入学すると思うけど日本の友好校への留学など在学中に機会があれば行きたい、無理なら卒業後に大学院進学で留学したい、と。

Uさん「今、18歳の私が一人で外国で暮らすのを両親が反対するのは理解できます。これから北京で4年間生活して、その後なら両親にも理解してもらいやすいでしょう。それに、大学で英語も上達すれば、日本以外の大学に留学する選択肢も増えます」

おーっ。すごく前向きキラキラ思わず拍手~拍手

彼女のポジティブオーラを浴びてると、じゅんじゅんまで元気をもらいます。


先月NHKニュース「留学生30万人計画」を作成予定だと報じられてました。1983年中曽根内閣当時の「留学生受け入れ10万人計画」は、日本語教師関連の試験対策でキーワードとしても挙げられますが、今回は25年ぶりの計画作成。10万人を超えた今も在学者全体に占める留学生の割合が他の先進諸国に比べて低いため、現在の約3倍の30万人まで増やすという福田さんの発表を具体化するための動きです。

日本の少子化、中国の経済発展を背景に、うちのガッコのような地方都市の進学校にも以前から日本の私立大がPRに来てます。上述APUに限らず、北京や上海に留学希望者の窓口となるオフィスを構える大学も少なくありません。でも、うちのガッコの場合現在のとこ卒業後すぐに留学というのは教師から見てもご両親から見ても強く勧める進路ではありません。高考(国内の統一試験)を受けて希望の大学に進めなかった学生で、さらに経済的に余裕のある家庭の子が「留学しようか」と至るのが一般的。Uさんのように強い意欲と高い実力を持った学生が、今以上に留学しやすい環境になればと願います。

留学に限らず、中国人が日本に来るには、まだまだ規制が多いです。現在、旅行ビザ発行のためは団体ツアー(5人以上40人以下)への参加が必要条件になってます。中国の経済発展に伴い旅行者が増加し、団体ツアーより個人でゆっくり観光したいというニーズも高まってます。また、日本の旅行業界にとっても13億人市場は魅力です。このような背景から今年3月から旅行ビザ発行条件が緩和されます。ガイド同伴であれば、2~3人という少人数家族旅行でもビザを取得することができるようになるそうです。

日本人がぶらっと個人旅行できる(15日以内ならビザ不要)のに比べたらまだまだ規制はあります。そのまま逃げて不法滞在という事態を防ぐために、もちろん規制は必要です。今回の規制緩和や留学生増加計画にも、「外国人による犯罪増加につながる」との批判はあります。

じゅんじゅんも、日本を出ずに生活してたらそういう考えだったかも。10年ほど前「ここが変だよ日本人」(TBS)見てた方いるかしら。基本はバラエティなので各国国民性を面白おかしく際立たせて演出してる面もあり、見てる時はどうしても「他の国と比べても中国人とはお友達になれなさそうだな~」って印象を抱いてました。自室の本棚には「台湾論」(小林よしのり)が並んでたし、協力隊に受かった2005年夏に売れてた「中国入門」(黄文雄+ジョージ秋山)も買って読んだし。

2年間住んだからって今も「中国大好き」って言えるようにはなってません。学生たちやお友達など「会えてよかった」って住んだからこその貴重な経験もあれば、住んだからこそ「やっぱり無理」って感じる面もいろいろあります。

ただ、帰国後に「今度の連休、九州おいでよ~」って温泉好きな友達を誘ったり、進路決まった学生に「私の家でホームステイする?」って招いたり、気軽にできる状況じゃないのはちょっと寂しい…。そんな気持ち。

福岡には中国人留学生も多いですが、自分の教え子の姿に重ねて応援したくなる。そんな気持ち。

「大好き」じゃなくても、これまで以上に関心高いのだけは確か。


餃子のニュースを見ながら、教え子や自分のこれからに思いを馳せる日曜の夜です星空