二胡帰りの道のりも秋を感じる火曜日です
こないだ新学期が始まったばかりの気分ですが、3年生たちは推薦入試情報が掲示されたり学校説明会が行われたり、受験色が濃くなってきました。
日本でいうセンター試験にあたる統一試験・高考は来年6月ですが、これから年末年始にかけて推薦入学などで早めに進路が決まる学生もいます。
先週は、九州から二組のお客さんが来ました。
ひとつは、福岡県内の私立高校。
大連市内のある学校と提携して、1999年から日本の大学へ進学希望の学生を受け入れてる実績がありますが、ここ数年生徒が減少し現在1名となったため、範囲を広げてうちのガッコに来たとのこと。中国の高校を卒業後、日本の高校3年生に編入。一年勉強して日本語能力試験1級、留学生試験、そして大学受験に挑戦するそうです。仲介した日中交流団体の方が同僚の大学時代の恩師だったというつながりでの訪問でした。
留学生が大学進学前に通う日本語学校の役割を果たしています。異なるのは、外国人のみが通う日本語学校ではなく、日本の高校生と共に高校生活を送りながら学ぶという点。アルバイトは禁止だそうです。
午前中は日本人学生と同じカリキュラムで学び、午後は留学生のみで日本語の集中授業を行っていると聞き、訪問してた教頭先生に質問。
じゅん「へぇ~。日本語の先生はいらっしゃるんですか?」
先生 「いえ。これまで、英語教師が担当してきました。現在、韓国からの野球留学で全然話せない学生もいるので、今後中国語も話せる韓国人留学生に週に1回程度来てもらう予定です」
じゅん「興味深いですね。私も福岡なので、帰国したらぜひ見学させてください」
先生 「ええ、ぜひ。…留学生が年20人程度集まってクラス運営できるようなら、専任の日本語の先生にも来てもらいたいと考えているんですが…」
じゅん「?」(?_?)
…0.5秒ほどして気付いた。あまりに食いつきよかったから、就活PRと思われたのね(;´▽`A``
お願いしたつもりもないのに婉曲に断られちゃったよ、ははは。下心じゃなくピュアな好奇心だったんだけど(^^ゞ
もう一組は、
学校法人立命館、大分県、
説明会の場にじゅんじゅんは居合わせなかったのですが、後日3年生文系クラス女子学生が2人、職員室にやってきました。APU受験したいという相談でした。
10月末願書締め切りの推薦入試で、もし合格できて、希望の奨学金がもらえるようだったら、来年6月の高考(中国の統一試験)は受けずに入学を決定したい、と。
先の私立高校は、1年間の授業料や寮費(女子学生は寮がないためアパートシェア)など、入学前に約130~150万一括納入が必要とのこと。
APUは、1年間の授業料が1,375,000円。生活費はもちろん別途必要です。留学生対象のAPU奨学制度があり、最高の100%減免から80%、65%、50%、30%と段階があり、申請者は入学試験の合否と共に奨学金受給の可否についても通知されるとのこと。
中国全体でみたら生活水準が高い、沿岸の地方都市大連ですが、ごく一部のお金持ちを除いてそんな金額ポンと出せません。日本の家庭で考えたって、私大の年間学費は安い金額じゃないと思います。
うちのガッコの子たちは一般的に、とりあえず中国内のレベルの高い大学を目指して高考(中国内の試験)を受けます。納得行く大学に進めない子は浪人したり、その中で経済的条件の整ってる子は日本への留学を考えたり。
今回相談に来た二人。それぞれの家庭の経済事情は知らないけどまずは、
じゅん「ご両親にはちゃんと相談しましたか?」
二人 「はい、もちろん。両親も応援してくれています。でも…授業料が高すぎます」
「合格できても奨学金がもらえないようだったら、現実的な授業料ではないので入学は諦める」という考えでした。
まずは合格することだけど、「合格したけど奨学金もらえないから諦める」という事態になったらツライなぁ…。と考えてしまう親心ならぬじゅんじゅん心。
だって、だって、これまで留学相談受けた卒業生や近所のガッコの先生のお子さんたちと違って、1年半一緒に過ごしてきた学生たちですもの。もし、本当に、日本で、しかも北Qからすぐそこの別府で学ぶことになったら、もぅただただ単純に嬉しい…。泣いちゃう…。
相談してきた二人のうち一人、Uさんは今日早速願書や奨学申請書の書き方を具体的に聞きにきました。
帰国子女でもなく他の子たちと同じように中学校から日本語学習を開始してるのだけど、出会った1年生の時から当時の3年生と比べてもずば抜けて日本語力が高かった彼女。奨学金選考には、日本語能力試験などの成績を考慮に入れるとのことですが、残念ながら彼女は受験経験なし…。APU受験資格である能力試験2級レベル(英語出願の場合TOEFL500点、IELTS5.5点等)以上の能力であることを証明する、大学指定の「日本語能力認定書」。それにサイン&コメントしてる同僚より、少なくとも会話面においてはUさん勝っているのに…。
そして、日本語か英語で作成の必要がある「推薦書」。この記入を依頼されました。能力試験1~2級の合格通知を添えられない時点で、決して有利とは言えない状況なのだけど…。とにかく、彼女のためにじゅんじゅんが手伝えること。全身全霊込めて、推薦書書かせていただきます
「ご両親に相談しましたか?」…って、これまで事後報告で生きてきたじゅんじゅんがそんなこと書いてると、家族中にツッコミ入れられるやろうなぁ(^_^;)
怒ったり泣いたりあきれたりしながらも、最後には理解し応援し続けてくれる家族に改めて感謝します。森田家のみなさん、いつもありがとう。
家族だけじゃなく、これまで支えてくれてるみんなのように、私も彼女の力になりたいと思います![]()