
ミント神戸 にて「雪風」(ゆきかぜ)の映画を見てきました。駆逐艦雪風のことはあまり知らなかったんですけど ゴジラ-0.1や宇宙戦艦ヤマトで出てくるので気にはなってたんですよ。
この映画で 概要を知れて良かったです。
ここからは ネタバレです。
どこまでが 史実に基づいてもので どこからが架空のドラマなのか 若干 分かりづらいところがあるんですよね。映画の雪風艦長の寺澤一利は実在しません。多分モデルとなった 艦長寺内正道氏だと思われます。しかし 栃木県生まれなので映画の艦長の出身地、愛媛県ではないのです。
しかし海軍の上層部は全て実在する人物です。
大和の特攻作戦 天1号作戦にて 参謀長草鹿中将から「1億総特攻の魁となっていただきたい。」
と言われ「 それならわかった。」と返答する 伊藤司令長官のシーンの中井貴一氏の演技がとても良かった。
重厚な感じがしてそこに絵が引き締まると言うか 昔で言うならば 藤田進 氏のような存在する演技ですな。
ただこの映画の弱点は 後半の 天1号作戦の海上の大和のワンシーン。思わずマットペインティング か?と思ってしまいました。
CG にもっと予算をかけて欲しいです。
また 駆逐艦のゆきかぜの連装機銃を打つシーン。予算の関係か?機銃の先端の発射 口からではなく人物の方にだけ撮影したカットの使い回しが気になりましたな。
後日談として 艦長の娘が 多分あれは 伊勢湾台風じゃないかと思うんですけど活躍するシーンがあり何か受け継がれるものはあるんだなと ちょっと感動しましたけどね。
それには 原作本があるんですかね?
ちょっと読んでみたくなりました。
私の父方のおじさん(海軍に所属)が 大和が沈没したその日、東シナ海で戦死しています。
亡くなった父が生前に大和と一緒に沈んで亡くなったと言ってたんですが広島の呉の大和の博物館へ行った時に乗組員名簿には載ってなかったんですね。随伴した駆逐艦に乗っていたのではないかとふとこの映画を見て思いました。