オッペンハイマーか変な家 どちらを見ようか迷いましたが原作を読んでいたので変な家を見ることにしました。

原作を読んで思ったことは映画にするにはちょっと パンチが足りないような物足りなさがあります。金田一耕助的な展開 なんですけどね。

ここからは映画の感想になりますので ネタバレです。映画を これから見る人や原作をまだ読んでない人は読まない方がいいと思います。

知人が検討している都内の中古の一軒家、ごくありふれた物件だと思えたが 間取りに謎の空間があり その間取りは何?
という流れで話が展開していきます。
原作版と映画版の大きな違いは 映画は ホラーとして描かれてます。とりあえず 観客を驚かそうと あの手この手でびっくり させようと それはまるで 遊園地のお化け屋敷のようです。
小説では建築家の栗原さんは結構普通の人として描かれてるんですけど 映画では 佐藤二朗さんが奇怪な喋りでちょっと変人です。
所々 ちょっと場面の繋がりがうまくいってないようなシーンがあり例えば主人公の知人の柳岡役DJ 松永 さんが眼球が真っ白で倒れて(てっきり 私は死んだと思いましたよ)その後 意識を回復し 俺はもうこの件から手を引くわ みたいなことをいい 結局最後、事件が解決してから このネタが御蔵入りするのは惜しい みたいなことを言うわけのわからない描写になってましたな。あれは映画を 時間短縮した時にカットされたような場面があるのかもしれません。あと似たような箇所で姉が捕まってるシーンで洗脳されて何もなかったと妹に説明するシーンの後  姉が捕まってるかもしれないと家の中を探す 主人公と妹、話の 辻褄が合いません。これも何かしら カットされてるシーンがあってそのため 辻褄が合わなくなってるのかもしれませんな。(突然 実家に現れる 栗原さんもなんか 説明不足のような)
片淵綾乃役の瀧本美織、片淵文乃役の根岸季衣(口をモゴモゴ さしてチェーンソー  おばあちゃん)片淵重治役の石坂浩二(全く分かりませんでした)森垣 役の高嶋政伸、後で見終わった後 結構いい役者を使ってるなと思いました。
あとどうも 引っかかるところがあって原作でも映画でもそうなんですが事件が起こる実家の仏壇が廊下にある家の作り?聞いたことがないですよね。
通常 仏間があり 仏壇があるはずです。
法事とかする場合親戚が 廊下に集まってしたんでしょうか?謎ですな。
映画では左手供養の話も原作の原因となったものは語らず新興宗教のカルト的なものとなりその家だけではなく村全体がカルトの団体になってます。なんか 続編ができてもおかしくないような映画の作りでしたね。