夢の話 地下バス停 「淀屋橋」


本来なら御堂筋線の地下鉄が通っているはずなんだが、そこは電車ではなくバスが通っていた。

地下バスはまるで100円のプラスチックのようなクリアファイルの淡い黄緑のような色で細い感じのバスであったが、乗客が乗り込むと運転手がバスの前に回りボンネットにクランク棒を差し込む。やがてバスの横幅が広がり始めてすべての乗客が乗れる大きさになった。

運転手は「やれやれ」と額の汗を拭きながら再びバスに乗り込みエンジンを始動させた。

でもどうやってみんなが乗ったのかわからない。

入り口を探したが私は乗れなかった。

次は必ず乗ってやる。

ひとりで暗い地下道のバス停で時間が刻々と過ぎていった。


あとがき この前見た夢の話です。笑