たっくんとみっちゃんは花火大会に行きました。

夜空を彩る紅の色や蒼き色の打ち上げ花火。

みっちゃんはたっくんに言いました。

「私さきに行くわね。」

シュルシュルシュル!

みっちゃんの足のほうから火柱があがり空高く飛んで黄色の大輪を咲かせました。

「たまや!」

たっくんは叫びました。

次はたっくんの番です。

「よし!」

たっくんは心を決め、足に点火をしました。

シュルシュルシュル!

赤い炎を上げながらたっくんは飛んでいきました。

ぱーん!

綺麗な青い大輪です。

次々と見物だと思われた人たちが足に火を点火し飛んでいきます。


それを見ながら杖をついた老人は言いました。

「これが戦争というものなんだよ。いや人生というものかな・・・。」


追伸 童話を書こうと思ったのにホラーみたいになってしまった。