「ねえねえ、父さん、うちには煙突ないし、サンタはどこから入ってくるの?」

「うむうむ良い質問だね。サンタはねえ、窓から飛び込んで来たりしてね。ははは」


ガラガラピッシャン!

「医者を呼んでくれ・・・医者を・・・。」

強引なサンタさんはそう言って気を失った。


親子は呆然としながらその光景を見ていた。

「とりあえず、メリークリスマス・・・・。」


サンタが玄関からチャイムを押して入らないのは理由があったのだ。

不審者や変質者と間違われてなかなかサンタであることを信じてもらえないからなのであった。


メリークリスマス、その日はみんなの願いがかないますように。