あれは転校生の薬師丸さんがはじめたことなんです。

中学3年の蝉の鳴く夏の日差しが肌を刺す登校日でした。

学校で鬼ごっこをしようと・・・・。

最初、鬼になった薬師丸さんは「私が、最初に鬼ね。」と言うと

見る見る表情が変り頭には角が生えて赤ら顔になり

目は釣りあがって口は耳まで裂けて・・・・。

私たちは学校のあらゆるところを逃げ回りました。

保健室・・・・体育館・・・・音楽室・・・・。

それ以来、家には帰ってないんです。

なぜか門には結界が張られて外には出られないのです。

ずっと・・ずっと・・・終わりのない鬼ごっこを今しているんですよ・・・・。

あとがき この怪談話って最後矛盾しているんですよね。笑 

夏が終われば学校は2学期がとりあえず始まりますから・・・・。