人生初入院

 

6月下旬あたりに

なんとなく体調が優れず

風邪気味な感じで

週末に熱が出て

一晩寝たら熱は下がり

治ったと思ったけど

お腹の調子が悪く

下痢気味になっていき

だんだんひどくなっていったので

行きつけの病院に行ったら

下痢気味の症状では

病院に入れてもらえず

症状を伝え

病院の外で

薬だけ処方された。

薬を飲めば治ると思ったけど

状況は改善されず

便が赤くなっていき

腹痛と

下血を繰り返すようになってしまい

行きつけの病院に電話したら

紹介状を書くからすぐに

大きな病院に行ってと言われ

前橋市内にある

昔住んでいた所のすぐ近くの

大きな病院へ行く。

緊急の外来で

すぐに処置室に入って

いきなり採血と点滴。

点滴も人生初の出来事。

 

 

腎機能も低下

腹痛と下血が続いているし

思った以上に体が大変な状況になっていて

即入院。

 

その日の夕方から熱が出て

翌日も微熱があった。

 

 

ずっと点滴をすることになった。

 

 

何も食べることができず

一日500mlの水分だけ許された。

 

 

1日3回

100mlのお茶が唯一のご馳走。

 

食欲がないから絶食な毎日も耐えられた。

 

 

数日が過ぎて下血の量が

少しずつ改善されていった。

 

 

下血の量を見たり計ったりするので

病室に自分用のポータブルトイレで

用を足さなくてはならず

それが嫌だったな。

 

 

点滴は毎日続いて

500mlと抗生剤100ml

500mlの輸液は1日4回

抗生剤100mlは1日2回

点滴の滴下数の計算方法を学んだ。

1分間の滴下数が分かります。

 

 

輸液の成分により

滴下速度が厳密に決められていたので

点滴の管の途中に

このような機械が付けられた。

 

 

 

次第に症状が改善されて

ゆったり読書ができるようになっていった。

 

 

入院してから何日か経って

ようやく食べられるようになった。

 

 

流動食だけど

口から物を入れるということに

感激し、食べることの有り難さを実感した。

 

 

 

食事は次第に食べている感じがするものへ。

 

 

 

点滴はずっとしたまま。

 

 

そして入院から9日後

 

ようやく退院することができた。

 

だけどこれで終わりではなく

大腸の炎症が治まりしばらくしてから

精密検査を受ける。

 

ウイルス性腸炎と診断されたが

こんなに苦しかったのは初めて。

大腸の炎症も酷かったらしい。

 

 

いずれにせよ

もう無理はできない年齢なんだ。

 

ガーン