倉本聰さんの自伝、第2巻です。
第1章 慢心の季節
第2章 札幌無頼
第3章 荒野へ
第4章 谷は眠っていた
最終章 やすらぎの刻
【文明はスピードを重視する】
【視聴率さえ取れれば良いという、
哲学を持たないテレビ局の姿勢が
テレビをどんどん悪くして行った。】
【石油と水は、どっちが大事ですか・・・】
【物創りの目的がかつての「感動」から
「快感」に変わって来てしまった。】
【テレビは愚行の道をひたすら走った。】
【民放四社の混乱と堕落には
目をそむけたくなるほどひどいものがある。】
といったフレーズが次々に出て来ます。
倉本さんの目を通して、テレビ界の歴史を
覗き見しているような感覚でした。
【2025年3月18日 読了】