<2024年6月8日>
この日は人生初の「狂言」を観に行きました。
「野村万作・萬斎」親子の競演で、意外に安い価格です。
演目は「二人袴」と「六地蔵」でした。
万作さんの方は人間国宝です。
1931年生まれですから何と93歳。
本当に舞台に立てるのかと思いながら出番を待ちました。
舞台は実にシンプルで、背景もなく、
あるのは大中小の3本の松だけです。
この日はさらに萬斎さんの長男「野村裕基」さんも出演していました。
93歳の万作、58歳の萬斎、25歳の裕基さんという親子三代競演です。
分かりやすいストーリーで、随分笑いが出ていました。
万作さんはさすがに衰えは隠しきれず、
萬斎・裕基親子の声の張りと通りの良さとは比べ物にならず、
弱々しい声しか出ませんでしたが、舞台は立派に務めました。
初めての「狂言の世界」を堪能できました。