<2023年11月2日午前5時5分>

月が改まり、豪雨災害から足掛け111日目になりました。

この日の地元紙には、市役所が「部局横断」「復興支援チーム」

を組成して支援を始めたという記事が載っていました。

「111日目」というと足掛け4ヶ月目になりますが、

この時点になってようやくこんな状態というのが、

今回の未曽有の大災害に対して、行政当局がどう向き合って来たか、

を象徴しています。

 

更にはこんな記事もありました。こちらは「県」です。

「被災事業者再建支援事業費補助金」の助成を始めた、

というもので、対象は事業をやっている方々向けですが、

これまた「111日目」でようやく?という思いでした。

しかも申請するにはBCP作成済みか作成中という条件付きです。

正直「冗談か?」「何かの間違いか?」「ふざけるな!」

思った事業者の方が相当いたと思われます。

 

「あの日」に流されて行った町内のゴミ集積箱。

もうボロボロになってあちこち外れ、支柱が腐って閉まりません。

 

「あの日」の画像がこちらです。

途中で止まったので、近所の方と一緒に後日元へ戻しました。

このゴミ箱、いくらボロボロになったとしても、

市の規程では「15年以上」使ってからでないと、

助成金を使って新品と交換はできないとのことで、

「災害特例」の検討を再三お願いしましたが、

「規程は規程」と剣もホロロに認めてはもらえませんでした。

 

とはいえ使い続けることは難しかったため、

「町内の全額自己負担」で、この他も含めて「3基」

11月中旬に新品と交換しました。

これだけで、年間の町内会費総額に相当する金額が飛びました。

 

11月10日、工事用仮設トイレの汲み取り車が来て、

中を汲み取って行ってくれました。

 

11月27日頃、別にもう一室借りて一時保管しておいた書籍を、

ようやく元の棚に戻すことができました。

豪雨災害から、「136日目」のことです。

 

年が明けて、2024年1月15日の様子です。

雪は全てを覆い尽くしていました。

 

7月15日(被災;床上20cm)~8月5日(22日目;アパートへ引っ越し)

~1階全面リフォーム工事~10月22日(100日目;自宅へ引っ越し)。

ひと言でいえばこういうことですが、総額1千万円超えの費用をかけた

我が家にとっては「世紀の大復活劇」でもありました。

シリーズ62回に渡って、淡々と事実と画像のみを掲載して、

この度の顛末を記録として紹介して来ました。

ただし、「その裏」には、語り尽くせない「喜怒哀楽」が

あったことは、想像していただくしかありません。

 

様々な教訓を学びましたが、一番は何と言っても、

「もう2度と来ませんように」と祈るのではなく、

「次も来ることを覚悟して準備を整えておく」方が、

現下の状況では現実的で賢明な選択肢だ・・・ということです。

どこの誰にとっても・・・。

 

【FIN】