<9月2日>
雨の福島市で、循環バス「ももりん」に乗って訪ねた建物が、
「旧日本電気計器検定所福島試験所社屋」でした。
シンメトリーの建物で、石造り、寄棟造り、白壁と赤瓦葺き、
総2階建てで、正面玄関周りは外壁面から張り出す形で強調され、
屋根上部まで伸びたパラペット、レリーフ、玄関屋根周りの意匠など、
大正時代の洋風建築の特徴がそのまま残っています。
玄関の三和土には、昔の表札と解説が残っています。
入場無料で、玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えました。
1階は現在準備中で、緋毛氈が敷かれた階段を登って2階へ。
普段は企画展示室として使っているのでしょうが、
今は「齋 正機」さんの常設展示になっていました。
奥の「旧所長室」は「秋山庄太郎」さんの常設展示です。
福島と秋山さんとの関係性は不明ですが、とりあえず中へ入りました。