<2023年9月1日午後1時06分>

豪雨災害から49日目を迎え、暦は9月に入りました。

床下の対策を終えて、次はいよいよ大工工事が始まります。

それに備えて、この日は大型の「ゴミ箱」が設置されました。

 

翌9月2日の午前中に、長年施設に入所し、認知症が進んでいた

妻の母の容体が悪化したという連絡が入りました。

それから数時間後、あっというまに義母は息を引き取りました。

遺体は自宅ではなく葬儀会館へ運んでもらいました。

90歳を超え、100歳まで行けるのでは?と思いつつ、

いつこうなっても可笑しくなかったことも事実です。

 

ただ私たち夫婦にとっては、7月の豪雨被災、8月の一時引越しと

最悪の状況からどうにか立ち直るきっかけを見出しつつあった時期で、

「よりによって、このタイミングかぁ・・・」と正直思いました。

 

9月2日逝去で5日に葬儀という日程が決まりました。

妻は喪主ではありませんでしたが、

葬儀に関する諸連絡、諸事全般で寝る間もなくなりました。

その結果、予定していた大工工事の開始も延期せざるを得ませんでした。

 

9月3日午後2時30分過ぎに、

お願いしていた「湯灌」が行われました。

2階にある安置室での処置で、つい目が止まったのは、

このホースです。

 

いったいどうやってお湯を持ってきているんだろう?

 

安置室(控室)が並ぶ2階の廊下をホースが延びています。

 

窓を少し開けて、その下へ。

つまり、建物に横づけされた小型タンクローリー車から

お湯を汲み上げているやり方でした。

 

午後4時頃、湯灌が終わり、無事に「納棺」も済ませました。

悪いことは重なるもんだという話を聞くこともありますが、

こうして9月早々に絵に描いたような

「ダブルパンチ」の日々を過ごすハメになりました。