<2023年8月26日午後5時38分>
豪雨災害から足掛け43日目。
夕方自宅へ行ってみたら、剥がされた床の下に、
一面ビニールのようなものが敷き詰められていました。
床下に残っていた汚泥を取り除き、1階全体を「消毒」し、
その上にビニールをかぶせたようです。
消毒に浸かったのは「オスバン」の希釈液と「消石灰」。
市役所で無料配布したのも「オスバン」でしたが、
あれは携帯用化粧水のようなミニボトルでした。
こちらは大きな容器に入ったもので、使った量が全く違います。
市役所無料配布モノでは気休め程度にしか過ぎなかったことが分かります。
翌8月27日に近くの郵便局の前を通りました。
ここも浸水被害に遭ったところで、
ようやく翌28日に営業を再開するという告知がされていました。
さらに翌日の8月28日の朝8時過ぎ、
ダンプカーが横づけされました。
荷台には砂が一杯積まれていました。
その砂を駐車スペースのブルーシートの上に降ろします。
「消毒」作業から丸二昼夜置いて、消毒液が十分沁みた頃。
その上に新しい砂を入れる作業でした。
工務店の方々が、人海戦術で家の中に砂を持ち込み、
床下を「新砂」で埋めて行きました。
内水氾濫で残った「汚泥」には雑菌やウイルスはじめ
何が含まれているか分からず、あとあと「悪さ」をする可能性があります。
少なくとも「カビ」や「虫」が発生するのは覚悟しなければなりませんが、
ここまで「キレイ、サッパリ」入れ替えて消毒すると、
その不安が消え、安心して日常を送ることができるようになる、
という判断でした。