<2023年8月11日午前8時2分>

豪雨災害から足掛け28日目、4週間目、約1ヶ月が過ぎました。

そのときになっても、近隣のお宅では、次々に「災害ゴミ」

出されていました。

 

高齢者世帯などは、片付けるのに相当時間がかかっていました。

ボランティアが入ってようやく搬出が始まったお宅もありました。

その点、我が家はさっさと捨てるものは捨て、全面リフォームを決断し、

このときすでにアパートに一時引っ越し済でした。

 

アパートは家具家電付き、wi-fi付でした。

家具家電付きを選んだのは、リフォーム終了後に

家具家電類を全面的に新調する予定でしたので、

一時避難中に使えるものがなければならなかったためですが、

それにしても、家具家電等一式揃ったアパートの家賃は、

わずか3ヶ月なのに驚くほど高かったです。

 

近くの郵便局です。

浸水により1ヶ月経っても「お休み」状態でした。

 

このあたりの地域は、第一回芥川賞を受けた

「石川達三」が幼少期を過ごした場所で、

そんな標柱も設置されています。

彼の回想録によると、何度も洪水に遭っていることが分かります。

つまりこのあたりは昔から「水には弱い」地域でした。

 

1ヶ月近くの時間が経過したというのに、市ではいまだに

被害の全貌を把握していませんでした。

市内だけで床上床下合わせて約5700棟が被害を受けたという記事ですが、

その後更に増えて行くことになります。

驚いたのは「罹災証明書」が50件しか発行されていなかったこと。

約6800件の申請に対して、1ヶ月経ってもこの状態で、

もはや「何やってんの?」と「呆れる」しかありませんでした。

怒りを通り越して哀しくなります。

 

自宅の方は着々とリフォーム工事開始に向けて準備を進めていました。

ネットのケーブル類などは、業者に頼んで設置してもらったので、

どうすればいいか分からず、とりあえず全部引っこ抜くしかできませんでした。

 

大きな問題は「造り付け本棚」です。

壁一面に造った本棚に蔵書が山ほど詰まっており、

順次段ボールに入れて行きましたが、

問題は「この大量の本」をどこに寄せるか?で、

どう考えても「一時避難場所」を

どこかに確保するしかありませんでした。

てな具合で「次々に課題噴出」です。