<2023年8月6日午前7時12分>

豪雨災害から足掛け23日目の話題です。

床上20cmという被害がどの程度大変なものかは、

すぐには分からず、ジワジワ分かって行ったというのが実情です。

建具の不具合、壁の内側の断熱材の浸潤などの他に、

床下に溜まった泥が問題でした。

この泥は川が溢れた外水氾濫ではなく、下水が溢れた内水氾濫でしたので

実は相当深刻でした。

 

水害に詳しい方などからのアドバイスもあって、

サーキュレーターを買って24時間床下に送風を続けました。

 

点検口を開け放して床下に風を送ると、

屋内にも悪臭と雑菌が上がって来ます。

それを扇風機で窓の方に向けて飛ばす・・・という、

苦肉の策をずっと続けていました。

 

我が家の点検口は2ヶ所しかなく、ひとつは洗面所、

もう一つはキッチンのガス台の下です。

つまりガス台の下も同じ状態にしていましたので、

とても料理を作るような気分にもなれませんでした。

 

こちらがガス台下の点検口の様子。

この腐った泥の中には何が含まれているのか、見当もつきませんでした。

 

被害の深刻さは、綺麗に水洗いして乾燥させて、

もう大丈夫かな?と思っていた床と壁の境目の「巾木」にも出て来ました。

 

3週間経過して、クロスの表面は乾きましたが、

コルク地の方にはくっきりと浸水痕が残ったまま。

そして、綺麗になったと思った継ぎ目に「汚泥」が浮いて来ました。

 

巾木とコルク地の継ぎ目の汚泥が分かると思います。

もう一つは、巾木にある「筋」のようなヘコミで、

どうしてこんなヘコミがあるのか分かりませんが、

ここにも汚泥が詰まっていて、家中の巾木がそうでした。

ここは何と「綿棒」で取った次第です。

 

昨年は豪雨が終わったら酷暑でした。

この日の車内温度は40度。

 

そんなときに、また県外の友人からお見舞いが届きました。

高知県の「ごっくん馬路村」です。

冷たく冷やして、ありがたくいただきました。

 

ワンルームアパートでの生活を徐々に始めたのもこの頃です。

被災からの復旧工事が始まるまでに、最低限の生活必需品を運び込み、

なるべく料理しなくてもいい惣菜系主体の食事が続いていました。

1m四方程度のちっちゃなテーブルが一つしかないアパートで

妻と二人の「ママゴト生活」の始まりでした。