<2023年7月23日午前6時14分>
豪雨被災から足掛け9日目の朝を迎えました。
原因不明の故障でテレビが映らなくなり、
やむなくパソコンとテレビを繋いで
「NHKプラス」を見ることにしました。
緊急避難的な対応でローカルニュースが見られなくなり、
民放も見られなくなりましたが、さほど不便さは感じず、
別にテレビがなくても生活できることを改めて知りました。
娘の知人から高圧洗浄機を借りることができました。
その知人も含めた娘婿さんなどが来てくれて、
これで外壁や玄関廻りを綺麗に洗い直してくれました。
あとで聞いた話ですが、この災害で市内全域で約6,000棟もの
被害が出ており、中には高圧洗浄機で家の中も洗った方がいたようです。
洗ったときは一瞬で綺麗になりますが、
結果的に壁や建具に水を吸わせることになり、
後々大変だった・・・という話を耳にしました。
本当にそうだったのか、真偽のほどは不明ですが・・・。
この頃悩まされていたが、市役所などから次々に届く書類。
中でも「回覧して欲しい」という文書には、
呆れを通り越して怒りを覚えました。
例えば上の画像のような文書が届きます。
市の情報に関する一覧表のコピー1枚が届き、
ホームページを見られない人からの問い合わせに対応して欲しい、という内容。
被災した方々後片付けに必死でそれどころではありません、
中には親類等を頼って一時的に避難した方も多くいました。
つまり町内では「回覧は機能しない」状態になっており、
隣近所の被害がどの程度で、いまどうしているのかといった情報は、
全く分かりませんでした。
そこで市に電話して「回覧は機能していないので、
全世帯分(数十枚)のコピーをもらえれば配れる」と、
緊急時対応の提案をしましたが、「それはできない」と
サラリ!と断られました。
9日目になって、ようやく「被災状況現地調査」が入りました。
これが役所や福祉団体等も含めて公的機関が
我が家を訪ねて来た最初でしたので、
裏を返せば「9日間も放置されていた」というのが、
私を含めて周囲のお宅の実感だったと思います。
あとで知ることですが、このときの被害調査で、
「床上20cm」という判定を受けて確定したと思いきや、
後日再調査で再確認するという、理解不能な対応でした。
この日は自転車専門店へ。
外に置いておいた自転車も汚水に半分以上浸かり、
古くなって来ていたこともあって、廃棄処分しましたので、
新しい自転車を買いに来ました。
次に電器店へ。
掃除機は2階に避難させて無事でしたが、
片付けの段階で家中を何回も掃除しました。
つまり、何が含まれているか分からない汚泥類を吸い続けた訳で、
家の片づけが一段落した時点で、これも気持ち悪いので廃棄しました。
そこで軽くて便利な最新式の掃除機を買いに来たという次第です。
そしてこの頃やっていたのが「床下乾燥&室内空気循環」です。
新たにサーキュレーターを2台買って来て、点検口から床下に設置。
2ヶ所の点検口を開けてサーキュレーターで24時間空気を流し込み、
開けた点検口から上がって来る悪臭と「謎の細菌?」は、
扇風機で窓に向かって飛ばす・・・という何とも原始的なやり方です。
我が家の点検口はキッチン前と洗面所でしたので、
とてもこの状態で料理作る気にはなれませんでした。
料理するときだけは一時的に点検口を閉じてやったこともありますが、
優先すべきは「床下を含めた家中の乾燥」でした。