<2023年7月17日午前11時49分>
15日の豪雨災害から3日目になりました。
2日目はとにかく家の中を洗い流すことに費やし、
3日目のこの日は、車で出かけて周辺の状況を見ることができました。
何のために出掛けたのかの記憶はありませんが、
たまたま撮ったお昼頃のこの画像は、自宅近くの交差点付近。
道路左側にレクサスが止まっていて、コーンが置かれ、
1車線をふさいでいます。
こんな状態が、実は市内のあちこちで起きていて、
通行不能や渋滞の原因になっていました。
冠水した道路を無理やり通過しようとして動けなくなり、
そのまま車は水没して放置、運転手はキーを持ったまま逃げたもので、
その後何日も放置され続けた車が相当数ありました。
この日は、災害当日全く手を付けられなかった納戸の様子を見てみました。
リビングの物などは極力2階へ運び上げたものの、
納戸に積まれていた物まで動かすことは不可能でした。
丸2日経っていますが、カーペットは濡れてぐちゃぐちゃ、
壁にもシミができており、何より悪臭が充満していました。
納戸の「物」は、とりあえず外へ出しました。
室内を乾かさなければカビや細菌繁殖の元凶になるので、
納戸を一旦カラにすべく、全部運び出しました。
家具類も含めて一番下にあった物は、もれなく汚水に浸かったので、
それらはいずれ捨てるしかなく、雑然と外へ放り投げました。
スチール製本棚は丁寧に拭けば再利用できたかも知れませんが、
そんな悠長なことをしている時間はなく、
とにかくピストン輸送で、外へ出すのが精一杯でした。
そんなときたまたまフェイスブックを見ていたら、
地元の若手経営者たちが早々に近くに支援拠点を立ち上げ、
掃除用具や消毒器具を無料で貸し出しているという情報を見て、
メンバーに知り合いもいたので午後から早速訪ね、
消毒器具を借りることができました。
充電式の「消毒液噴霧器」を借り、大量の消毒液ももらって来ました。
レンタルなのでスマホで手続きをして、
通し番号の振られた器具を借りましたが、私は「4番」でした。
この器具を使って、カラにした納戸全体の消毒開始です。
自宅近くの道路にも多くの「放置車両」がありました。
早々にレッカー車が来てこのように運ばれて行った車両ありますが、
実はこの先に立派な大型の高級車ベンツが道路の真ん中に放置されていて、
おかげでここの道路は1週間以上も通行不能になっていたと記憶しています。
道路冠水時には無理して通らないこと、
もし水没したら、せめてキーは車内に置いて
貴重品だけ持って逃げてくれれば、
場合によってはあとで車を路肩に寄せたりできたかも知れません。
ロックされている車は誰も動かせず、あとあと大変なご迷惑になりました。
濡れたカーペット、家具、書類はどんどん増えて行きました。
本棚やカラーボックスなど浸漬したものも、しなかったものも、
室内を乾燥させるために、とにかく外へ出しました。
この後、結果的に面倒臭くなって、殆どを廃棄することになります。