<2023年7月16日12時14分>
前日の豪雨で道路が冠水し始めてから24時間近く、
自宅で床上浸水が始まってから15時間ほど経った翌日昼頃、
前面道路の汚水がようやく引きました。
あとで聞いてみると、川の傍の方々や他の地域では、
朝方になって早々に水は引いていたそうで、
内水氾濫に見舞われたこの地域が如何に
「汚水浸漬」時間が長かったかが分かります。
浸漬時間の長短がその後の家屋の復旧や修繕にも
大きな影響を与えて行くことになりますが、
行政側も(被災しなかった)一般市民の方々も
「洪水」と「浸水」という括りで同一視するスタンスが続き、
内水氾濫の深刻さを理解している人は極めて少数でしたし、
それどころか「内水氾濫」という事態を認めない状況もしばらく続きました。
この時間になってグラウンド側も引いて路面が顔を出しましたが、
道路の両端には汚泥が溜まっています。
雨水の排水のために道路の中央部は少し高く、
両端は少し低くなっていて側溝が設けられているため、
どうしてもこうなります。
道路を歩けるようになったので、
自宅近くの大通り方面へ行ってみました。
こちらも水は引いています。
とはいえ、家の中まで入り込んだ汚水と汚泥で
あたり一面泥だらけで、異臭が立ち込めていました。
この日のお昼は、レトルトのカレーと冷凍しておいたご飯。
野菜と福神漬けも冷蔵庫にありました。
食欲はありませんでしたが、
少しはお腹に入れておかないと・・・という気持ちでした。
お腹を少し満たしたあとで、満を持して長靴を履き、
そのままリビングのフローリングの上に立ちました。
汚泥まみれで悪臭が充満している家の中の「洗浄作業開始」です。