<2023年7月15日15時33分>
前回前々回と、この日の「雨雲レーダー」の動きを、
早朝4時から夕方16時まで並べてみました。
「同じようなところ」に強い雨雲がずっとかかり続けていたことが
改めて分かります。
15時頃、私は予定していた講演会を中止した会場から、
自宅へ戻る途上にありました。
周りの様子を見ながら・・・という思いもあって、
市民市場前の歩道を南へ向かって歩いて行くと、
印刷会社手前のあたりで、すでに道路が冠水していました。
酒屋と薬局のある交差点から東側も冠水しています。
この先にアンダーパスがあるので、この時点でおそらく
大量の水で水没していたのでは?と思われます。
交差点を突き抜けて真っすぐ歩いて来ると、
アパートのあたりから水位がさらに高くなっていました。
つまりこのあたりは、周辺より少し低くなっていると思われ、
長靴がすっぽり埋まりそうでしたので、
直進を断念し、浅瀬を探しながら「遠回り」して帰るルートを選びました。
一本手前の道に来ましたが、ここもかなりの水位で、
さらに手前へ。
消防団員の方が見張ってくれていて、
歩行者に注意を呼び掛けていました。
この道を真っすぐ行けば、すぐそこのあたりですが、
やはりかなりの水位で、さらに「遠回り」することにしました。
総合病院脇、学校の体育館との間の道を選択。
病院側の敷地が少し高くなっているので、そこを歩いて行きました。
さらに一本反対側まで行って、学校の正門側の道へ。
ここも道路はほぼ水没しており、脇の方恐る恐る歩いていると、
一方通行の道路を車が水しぶきを上げて通り過ぎます。
車が通るたびに、大きな波が来るので、
その都度道路脇に佇んで、波が収まるのを待ってから
再び歩き出しました。
学校を通り過ぎ、裏側から自宅を目指しました。
正面に学校の体育館や病院が見える道ですから、
かなり「遠回り」してきたことになります。
ここの道路、手前までは水はありませんでしたが、
途中から段々深くなって行きました。
ちょっとした高低差で、これだけ水の深さが違うことを
改めて思い知らされました。
自宅方面へ曲がる角までどうにか来ました。
ただ、左側に学校のグラウンドが見えるこの角まで来ると、
その先は完全に水没状態で、
長靴が埋まるのは覚悟せざるを得ませんでした。
後ろを振り返ると、辿って来た道路が、手前に来るほど
段々深くなっていることが分かります。
つまり、向こう側より手前側の方が低いということになります。
冠水した道路の脇を少しずつ少しずつ歩いて行きました。
16時頃でしたが、このときの雨はパラパラ降っている程度で、
風の音と川のようになってしまった道路を水が流れて行く音しか聞こえない、
不気味な静けさでした。