昨日は、県北の小坂町にある明治の芝居小屋「康楽館」へ。
「明治百年通り」は色とりどりの幟がはためき、桜も満開で、
華やかな雰囲気に包まれていました。
公演は「中村屋」の看板役者のお二人。
勘九郎と七之助兄弟です。
プログラムは、
一、トークコーナー
二、若鶴彩競廓景色
三、舞鶴五條橋
でしたが、急な体調不良で勘九郎さんは来られなくなり、
代わりに七之助さんが代役を務めることになりました。
キャンセルの打診もありましたが、逆に「七之助二役」は
滅多にあることではなく、女形の「常盤御前」と男立役の「弁慶」を
同時にこなすことになります。
諸般の都合で、席は2階最後方で見えにくい場所でしたが、
「七之助弁慶」の見得には悲鳴とも絶叫ともいえる大歓声でした。
旅立って13年を迎える故勘三郎さんも、緊急事態を二人の力で乗り切る
息子たちの姿を見て、微笑んでいるような気がしました。
公演の詳細は、そのうちに紹介したいと思います。