<2021年4月2日>
放浪ドライブで訪れた新潟県長岡市の「にとこみえ~る館」。
正式には「大河津分水路改修工事PR館」ということになります。
川底に床固め(とこがため)を作るという、
日本でも例を見ない大規模工事の様子が
動画で詳しく紹介されていました。
ここ「第二床固」には多くの回遊魚がやって来ます。
そこで、ここでも「魚道」を作って、
生き物が信濃川と日本海を往来できるようにしています。
山を削って川幅を拡げる大工事なので、
河口にある「野積橋」を架け替える必要があります。
新しい橋はより海に近くなるので、構造も工夫するとのこと。
工事に使われる「鋼殻(こうこく?)ケーソン」の解説がまた凄く、
愛媛県西条市から始まって、北九州市の若松港を経て柏崎港へ。
そこからここの現場へ運ばれて来ます。
この「二床改修」が完成すると、洪水時の推移が下がり、
被害の危険度が下がります。
また信濃川の中流部でも沢山の水を下流に流せるようになります。
完成は2032年ですから、壮大な工事であることが分かります。