北欧周遊の3日目から4日目は、ネットの繋がらないルートでした。

コペンハーゲン港から大型客船「DFDSシーウェイズ」に乗って、

オスロ港へ向かいました。

途中、海上はネット環境なしで、使いたい人は別料金でした。

船室にテレビもラジオもなく、おまけにネットもないという、

実に静かでゆったりした時間を過ごしましたが、

外部の雑多な情報と遮断されると、

自分たちで時間の使い方を工夫するようになるものです。

朝4時30分頃、寒風吹きすさぶオスロ港に向かう甲板で、

日の出を30分以上眺めていました。

久しぶりに見た、「日の出らしい日の出でした」。

 

オスロ港に上陸して、王宮前のメインストリートを歩いていると、

シュプレヒコールが聞こえて来ます。

「ウクライナ侵攻」を糾弾する集会が開かれており、

そこに並べられた多くの凄惨な写真を眺めていると、

目頭が熱くなるのを感じました。そして、日本との肌感覚の違いも。

 

糾弾集会に寄り道しているうちに、時間がなくなり、

「オスロ中央駅」に着いた頃には、

「とんぼ返り」しなければならない時刻になっていました。

とはいえトイレだけは済ませたく、

「有料」「カード決済」「トイレ前ゲート入退出」を初体験しました。

 

その後は長距離のバス移動。

途中、ナショナルツーリストルート「ハダンゲルヴィッダ」を通過。

広大な雪景色の中をバスは疾走し、冬季間の通行止めが解除されたばかりの

名瀑「ヴォーリングフォッセン」に立ち寄ってくれました。

まさに「息をのむ」とはこのことで、雪解け水で(おそらく)

一年で一番迫力に満ちた時期を目の当たりにすることができました。

 

そして4日目の宿は「ハダンゲルフィヨルド」の目の前に建つ

「ブラカネス」ホテル。夜10時過ぎまで、この明るさです。