日本の人口は急激に減って行きます。
それはもう四半世紀以上前から分かっていたこと。
ただしそれは、東日本大震災や「COVID-19」のように
ある日突然やって来るものではなく、緩やかに進みます。
そのため「何とかなる」という雰囲気は否めません。
そうしているうちに、手の付けようがない
深刻な事態に陥ってしまいます。
第1章 東京を蝕む一極集中の未来(豊島区)
第2章 破綻の街の撤退戦①(夕張市)
第3章 破綻の街の撤退戦②
第4章 当たり前の公共サービスが受けられない(島根県雲南市)
第5章 地域社会崩壊 集落が消えていく
(島根県益田市、京都府京丹後市)
エピローグ 東京郊外で始まった「死の一極集中」
(神奈川県横須賀市)
明日どころか、現在進行中の「わが身」ですが、
どこか「ひとごと」で「ひとまかせ」の問題でもあります。
実際はもう手の施しようがなくなっている・・・というのが
正直な読後感です。
【2023年5月18日 読了】