<2022年4月9日>
上州ドライブで訪れた群馬県前橋市の「臨江閣」。
「別館=貴賓館」から「本館」へ渡り、
1階奥まで行ってから2階へ上がりました。
階段の脇に臨江閣本館と茶室の解説板があります。
2階は奥が「一の間」、手前が「次の間」で、境に「御簾」があります。
お城や宮殿や神殿などに見られる形式がここにも。
外側には縁側があり、「一の間」の脇には「控えの間」もあります。
「一の間」の中に踏み込みました。
掛け軸は「大正天皇御製の漢詩」です。
「一の間」から御簾越しに「次の間」を見た目線。
つまり「天皇目線」ということになります。
明治天皇の「行幸」時の様子が紹介されていました。
こちらは昭和天皇の「行幸」時。
大正天皇は「行啓」です。
天皇が動けば「行幸」、皇太子や皇后などが動けば「行啓」。
そのときに謁見した人たちは、手前の「次の間」から、
御簾越しに見たのか、それとも御簾は上げられて直接顔を見たのか、
それは定かではありませんでした。