<2021年3月30日>
放浪ドライブで訪れた福島県会津若松市。
街の郊外にある「東山温泉」の手前にある
「院内の蔵通り」をの突き当りまで来ました。
古びた石柱には「松平家塋域(えいいき)」と刻まれています。
「塋域」とは墓地のことで、「松平家代々の墓所」ということになります。
石段には杉の落ち葉が大量に積もっており、
雪で倒れたとみられる若木が石段を塞いでいます。
殆ど誰も足を踏み入れていないのでは?と思わせます。
石段を登り始めると、左側に小さな石碑がありました。
何と「歴代松平家愛鳥之墓」。
人だけでなく鳥の墓まであることに驚きました。
まさに「松平家塋域」です。
少し上ると、入口のような柵と門が見えます。
「松平家御廟すぐ」の表示。
門をくぐります。
鬱蒼とした杉林の中に拡がる「松平家塋域」。
この門が俗界と聖域の境目のような感じがして、
いよいよ松平家の歴代藩主たちが眠る神聖なエリアへ侵入するんだ!
という気持ちになりました。