古本屋で見つけた8年前の本ですが、
今でも十分に通用する内容です。
不動産業界に身を置いていた筆者が、
その業界で感じた疑問や矛盾を胸に独立し、
事業を営みながら綴った「提言書」のようなものです。
第1章 日本の不動産、現場からの疑問
第2章 「空き家」が増え続けるのはなぜか?
第3章 日本の住宅はなぜ寿命が短いのか?
第4章 賃貸住宅が貧弱なのはなぜか?
第5章 物件情報はこうして囲い込まれる
第6章 エネルギー問題と住宅政策
第7章 海外シフトする不動産投資
新築偏重の住宅政策が続き、
住宅は飽和状態になって空き家が激増しつつ
並行して新築物件も増えて行くという状況が続いています。
私の町内でも空き家問題が次第に大きくなりつつあり、
このままでは様々な問題が噴出して来ることは予想できますが、
個人の力では如何ともし難く、手をこまねいて見ているだけ…。
多くの人が気が付いたときには、すでに手遅れになる気配濃厚です。
【2022年4月19日 読了】