藤沢作品はさほど読んでいません。

でも自伝は「周平独言」に続いて、これで2冊目。

今回も古本で見つけました。

 

 半生の記

 わが思い出の山形

 年譜

 

という構成で、著者が生まれたときから青年時代までと

思いつくままに記した山形やその他の記憶をサラリと綴っています。

育った環境は東北の日本海側なので、私の地域と類似点が多く、

四季折々の暮らしぶりなどは

「あぁ、そういえば同じようなことをしたもんだ・・・」と思いながら

読み終えました。

 

藤沢さんの文章は無駄がなく、清流のようにリズミカルで

とても読みやすいのが特徴です。

 

【2022年4月12日 読了】