サブタイトルにある

【ケータイ・ネット依存症への告別】というメッセージが、

実は17年も前に既に発せられていたことに驚きました。

 

 見えざる手が人間を壊す時代

 拡がるケータイ・ネット依存症

 「だが、しかし」と考える視点

 「ちょっとだけ非効率」の社会文化論

 ジレンマの壁を融かすには

 「あいまい文化」を蘇生させよう

 言語の危機の三重構造

 この国を救う「あいまい文化」

 人の傷みを思わない子の育て方

 ノーケータイ、ノーテレビデーを

 異常が「普通」の時代

 「向き合う姿勢」を取り戻すには

 

凶悪犯罪、重大事故、不祥事の根本原因の一つに

急激なIT化があるのではないか?という仮説を

様々な事実から検証して行く「柳田流」の真骨頂です。

 

便利さを追求すれば必ず失うものもがあるわけで、

本当に大事なものとは何なのか、

それを取り戻すためには自らにどんな縛りをかける必要があるのか、

いろいろ考えさせられました。

 

【2021年12月22日 読了】