昨夜呑み終えたのは、富山県婦中町、
吉乃友酒造の特別純米酒「無尽蔵」でした。
酒屋の最奥にある冷蔵リーチインケースに鎮座していた一本。
無造作になぐり書きしたようなラベルが妙に気になりました。
「吉乃友」という蔵元も初めて聞く名前でしたので、
何か曰く因縁があるのかと、お店の方に尋ねたところ・・・
「元々は特定先にだけ出回るPB商品に近いものだったけど、
新型コロナ禍で販売が止まり、適当な名前を付けて
売り切ろうとしている酒」とのこと。
道理で、このスペックにしては格安の値段です。
原料米;富山県産五百万石、精米歩合;65%、
使用酵母;1801酵母、杜氏;佐藤達彦。
まさに「めっけもん」に近い、切れ味抜群の逸品でした。
そんな新型コロナ禍で行き場を失い、
流通の目詰まりのおかげでディスカウントされている商品が
店頭にはまだまだ山積みされていました。