<4月5日>

那覇市の県庁前にある「パレットくもじ」4階にある「那覇市歴史博物館」

特別展示室の中へ入ります。

壁際の展示は4本の「三線」です。

 

最初は「尚王家の歴史」から。

15世紀初頭に三山(中山、南山、北山)時代の沖縄を統一した

尚巴志から始まっています。

第7代の尚寧の時代1609年に島津氏の侵略を受けて

その支配下に入ったものの、王朝は続いたそうです。

明治維新後の1879年に終止符を打つまで、

400年に及ぶ歴史があります。

 

「第二尚氏王統図」がありました。

400年の系図です。

 

次は「琉球の美術工芸」の展示。

中国、日本、東南アジアとのかかわりの中で、

絵画、彫刻、書道、染織、漆器、焼物などで

独特の造形美が発達して来ました。

 

特集展示の最初は「三線と工工四(クンクンシー)」

3月4日は「さんしんの日」だそうで、それに因んだ展示です。

「工工四」は楽譜のことでした。

 

ニシキヘビの皮が張られた1本目の三線。

 

「友寄開鐘(トゥムシケージョー)」という三線です。

【「開鐘」とは、夜明けに突く鐘の音は遠くまで響き渡るというたとえから、

 真壁型の三線につけられた別称。

 この三線はかつて尚家の中城御殿にあったものと伝えられる。

三線箱の蓋の裏に「友寄開鐘」と記されている。】