富山市は何回か訪ねたことがあり、
「コンパクト・シティ」という街づくりに邁進している姿に
感銘を受けたものです。
その細かい理由が、この本を読んで良く分かりました。
第1章 富山は豊かである
第2章 昭和の改革者・佐伯宗義
第3章 なぜ富山は改革に乗り出したのか?
第4章 万葉線が奏でた序曲
第5章 奇跡のライトレール
第6章 高山本線で行こう
第7章 セントラムで都心を元気に
第8章 アヴィレという名の公共自転車
第9章 アルペンルートを貫光せよ
第10章 北陸新幹線開業を見据えて
コンパクトな街づくりに向けた基本方針は
【規制ではなく誘導によって進める】
【路面電車、自転車、電動バス、電動船と
あらゆるエコモビリティが集結している】
人口減少を高齢化が急速に進むことが明白になっている日本で、
富山市が目指している街づくりは様々な示唆に富んでいます。
併せて本書の場合、鉄道に関する極めてマニアックな知識欲にも
充分に応えてくれる内容になっていると思いました。
【2020年10月2日 読了】