昔々の本をゆっくり再読し、敬意を表して処分して行く
私なりの身辺整理シリーズの2冊目です。
私は読了後に日付を記していますが、
これは「1974年(昭和49年)4月8日(日)」。
46年1ヶ月前ということになります。
芥川の短編小説には歴史ものとして
「今昔もの」「切支丹もの」「王朝もの」
「江戸期もの」「明治開化期もの」がありますが、
この本に納められているのは後ろの二つ、
ぷらす「現代もの」数編です。
「或日の大石内蔵助」「戯作三昧」「開化の殺人」「枯野抄」
「開化の良人」「舞踏会」「秋」「庭」「お富の貞操」「雛」
「あばばばば」「一塊の土」「年末の一日」の13編。
ひとつひとつに、キラリと光る特徴と、
芥川のチャレンジ精神が満ち溢れていることを改めて感じます。
定価は100円でした。
【2020年5月14日 再読了】